過去の体験とそこから得たもの
こんにちは♪
浦和姿勢改善Labエクリエンス代表の小川達也です。
ご覧いただき、ありがとうございます♪
トップの写真はこの後ご紹介する、僕が死にそうになってた時のものです。
その時の経験を忘れないために、スマホのホーム画像にしています。笑
それではさっそく、私の高校生から現在までの経験をご紹介します。
とっても長いです。^^;
題名 ~満たされない感覚~
当時高校生だった私は「なぜか満たされない感覚」を持っていました。その満たされない感覚を補うために、クラブチームで硬式テニスに夢中になってました。ケガもたくさんしました。両足の疲労骨折など、練習が出いないとき心が折れそうになってました。その時救ってくれたのはスポーツ整形外科クリニックの先生とリハビリスタッフの方でした。人の辛さを改善させることができるその仕事がとても素敵に思い、「私の心を満たしてくれるのはこの仕事だ。」と思い私は柔道整復師の専門学校に入学しました。医学は全員ゼロからスタートなので頑張れば頑張るほど結果が付いてきて、楽しさのあまり勉強に夢中になりました。背中を丸めた状態での長時間勉強により、慢性的な背中の凝り、痛みを持ってしまいました。この背中の痛みは現在私も提供している「ロルフィング®」に出会うまでの5年間続きました。
無事国家資格取得後は、大宮アルディージャでお世話になった先輩トレーナーの紹介で、群馬県のスポーツ整形外科クリニックに勤務しました。
最高の先生、先輩方に囲まれ、楽しくいろいろなことを学ぶことができました。しかし、そこでもなぜか「満たされない心」はありました。資格を取得し、夢を叶えたはずなのに。職場では知識を得ると、満たされた感覚がしていたので、1週間に最低1度は東京に行き、ワークショップに参加する日々を3年間繰り返しました。ある程度のレベルに達したと実感した私は海外での学びを得たいと思うようになりました。ここまで来ても満ち足りない感覚がありました。当初は青年海外協力隊の制度を使い、英語を勉強しようと考えていましたが、当時の私の英語力はTOEIC245点でしたので参加条件を満たせず断念(とんでもなく悪い点数です笑)。思い切ってセブ島での語学留学を決めました。
英語の勉強は好きになれず、とても苦痛でした。1日11~13時間英語の勉強を行い、英語力は半年で大分伸びましたが、不眠症を発症。7か月目でうつ病を発症しました。完全に引きこもり、誰とも会いたくなくなり、全てが真っ暗になりました。病院で薬をもらっていましたが3週間服用し続けても効果を感じませんでした。毎日絶望していました。はっきりした理由がないのに。嫌なら日本に帰ればいいのに、そんな思考は浮かんできませんでした。ある日、なんとなく持ってきていたヨガの本(Light on LIfe)を読む気になったので読んでみたら、心が少し軽くなり、瞑想を少ししてみました。最初は目を閉じると頭の中でたくさんのおしゃべりが浮かんでいることに気づき、怖かったのですが、続けてたらだんだんと思考の数が減ってきて、リラックスできました。それを2週間続けてたら、大分心が軽くなり、学校にも1時間だけですが行けるようになり、だんだんと参加できるクラスの数を戻すことができました。最終的にはアメリカの学校(ロルフィングを学ぶ為の学校)の指定する英語力をクリアすることができ、アメリカ留学が決定します。うつ病と不眠症の経験は、今となっては最高の宝物です。
アメリカの学校では、とても楽しく過ごすことができ、ネイティブの英語で苦労しましたが、クラスメイトが最高で、本当に優しい友達に囲まれました。しかし、アメリカでの生活もなれると、「何かが足りない。満ち足りない感覚」が私の心を苦しめていました。
ロルフィングの資格取得後はバックパッカーとして世界一周45か国の一人旅をしました。理由は「日本という恵まれた国に居ながら満ち足りていない自分がいる。貧困国を肌で感じれば自分の固定概念は大きく変わるのではないか」と考えたからです。その理由から訪れた場所は基本的には貧困国です。旅では貧困国の現実、窃盗、詐欺、テロ、殺人という場面に遭遇し、様々な経験を得ることができました。世界の大変な状況と自分を比較すると、自分の悩みなんてとてもちっぽけなものなんだ。という広い視野から考えをみれるようになりました。
その旅の中でインド(5か国目)に行ったときに、僕のうつ病を治してくれた瞑想の元である、ヨガを学びにシバダンダヨガアシュラム(寺)に入りました。1か月の住み込み式、ヨガ講師養成講座です。ここもとても辛かったです。外国人を差別するインド人が居たのです。インドのカースト制度という階級制度の中で、外国人が一番低位らしいです。私や他の留学生の靴やカバンを隠したり、仕事を押し付けたりなど、ひどかったです。先生には「自分がやるべきことのみに集中しなさい」とだけ教えられ、理解できずに苦しんでいました。私がしつこく注意をしていたらクラスの仲間も参加してくれ、その人の態度は変わっていきました。最終的に修了し、その後1か月間、そのアシュラムでスタッフとして修行を行いました。その後、バハマという国で上級ヨガ講師のコースを修了します。そして、カナダにあるシバナンダヨガの本部でスタッフとして1年間修業を行いました。毎日2時間の瞑想、2時間の運動、6時間の業務(掃除、料理、建築etc...)1時間の読書を365日休まず行いました。いろんな試練がありましたが、結果として、心がかなり安定し、「毎日満ち足りている感覚」を手に入れることができました。
それは当初、私が持っていた「なぜか満たされない感覚」と真逆のものでした。満ち足りている感覚は本来自分自身がすでに持っているものであり、それに気づけるかどうか。気づこうとするかどうか。なのだと理解することができました。
1年間の修業修了後はボリビア人の友達に頼まれ、ボリビア(ウユニ塩湖がある国)に行き、理学療法士の教育スタッフとして働くことになりました。しかし、ボリビア到着1週間で腹痛になり、病院で胃潰瘍、膵炎という診断が下り、入院しました。胃潰瘍は改善していったのですが、膵炎はなかなかよくなりませんでした。そして膵炎の治療法は、「食べない、飲まない」です。その生活が3週間続き、体重は18キロ減りました。最終的に多剤耐性緑膿菌(抗生物質が効かない)を含む肺炎にもかかり、手の施しようがないから帰国しなさい。と言われました。4週目に母と兄が日本から50時間かけて駆けつけてくれました。保険会社さんや家族の迅速な対応のお陰で、10日後に医療用ジェット機が飛ぶ事が決定しました。しかし症状がどんどん悪化していき42度の熱が続き、日本で禁止されている副作用の強い薬と輸血のせいで、嘔吐感、頭が爆発するような痛み、熱と動かない事による全身の筋肉の痛み、意識朦朧などが起こり、とても辛かったです。痛くて辛いですが、その時僕は「きっと死ぬ。いい人生だった。良い家族の中に生まれ本当に幸せだった。悔いはない。早く絶命したい。」と思いました。痛みが本当に辛かったので命が尽きるのを望みましたが、辛い状況でも満ち足りた感覚は失われませんでした。そしてドクターとナースとパイロットさん達のお陰で、日本の病院に到着し、症状もみるみる回復し、なんと1か月で退院することができました。
退院後は、この満ち足りた感覚を多くの人が獲得すれば、みんな楽しく日常を過ごせるのではないか。と思い、人生に対する姿勢を改善する研究所(姿勢改善Lab)を開業しました。
人生を変える為には思考を変える。思考を変える為には、呼吸を変える。呼吸を変えるためには身体を変える。というヨガの考えに則り、現在ヨガとロルフィングを提供しております。
私の経験が少しでも皆様の人生をより良いものにできれば、本望です。
お読みくださったか方、ありがとうございました!
いつかお会いできることを楽しみにしております(^^♪
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