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ロルフィングとは「ロルフィング10シリーズ」の超詳しい解説

2020/08/13
ロルフィング10シリーズ表層

こんにちは(^^♪

浦和でおすすめの少人数制ヨガスタジオと言ったら「エクリエンス!」となれるよう日々精進しております、浦和のヨガ&ロルフィングスタジオ‐浦和姿勢改善LabエクリエンスのTatsuと申します^^

浦和姿勢改善Labでは、メインサービスとして、「少人数制ヨガレッスン」と姿勢改善「ロルフィング」を提供しているのですが、今回のブログでは、ロルフィング(ロルフィング10シリーズ)について書いていきたいと思います♬

まず簡単にロルフィングについてご説明したいと思います♬

●ロルフィングの発祥
ロルフィングは、約100年前、アメリカで「Dr.アイダ・ロルフ博士」によって生み出された身体統合法と言われるボディーワークです。

ボディーワークとは、日本語訳すると「整体」なのですが、マッサージなどのイメージの整体ではなく、体を整えるもの全般を「ボディーワーク」と言います。

ヨガやピラティスもボディーワークに分類されます。

●ロルフィングとは
僕も所属する、「日本ロルフィング協会」の「ロルフィングとは何ですか?」には、

「ロルフィングとは、重力との調和をゴールに、筋膜を始めとした結合組織に働きかけて、身体を統合するボディワークです。ロルフィングを受けていく中で、リラックスする・落ち着くといった癒しの効果、痛みや不具合・カラダのバランスを改善する、写真のようにO脚が直る、姿勢が良くなるといった治療的な効果が伴います。
しかしロルフィングは、癒すこと、治すこと・治ることを目的としていません。これら効果は、結果的に後からついて来る副産物です。
実際に自分のカラダを通して感じ、考え、自分を育んでいく、「自己教育、自己成長」というストーリーです。ロルフィングは1セッションごと、完結したショートストーリーとなっています。そして10セッションすべて終了すると、1話完結のストーリーが、実は連続されていた壮大な物語へと変わります。」

引用:日本ロルフィング協会公式ホームページ https://rolfing.or.jp/lp.html

と記載されています。

素晴らしいですね。僕がアメリカで学んだ通りの言葉でまとめられています♬

●ロルフィングの効果に対する不安要素
ただ、僕が患者としてロルフィングを受けたときは、上記のような文章に対して

「漠然としていて何を言っているのかわからないし、胡散臭い。」

「ロルフィングって料金高いしホントに良くなるのかめっちゃ不安。」

「ロルフィングの効果が永続するって言葉が信用できない」

「なんだかふわっとした言い回しで、ロルフィングって怪しい」

というのが率直な意見でした^^;笑
 

そんなバリバリに疑っていた人間が今はロルフィングを提供していると言うのだから、不思議ですねー。笑
 

おそらく、ロルフィングを受けようか迷っている方の多は、僕のような不安が出るのではないでしょうか?

なかなか、「ロルフィングって、10回で姿勢が良くなって、痛みとか凝りとか改善するんだ!10万か!ロルフィングいいね!!」となる方は、【痛みや姿勢が気になっている方】だっとしても、100人中1人いるかいないかではないかと思います。笑

そこで今回は、医療従事者目線で、僕がロルフィング10シリーズについて解説していこうと思います♬

詳しく内容はブログ-「ロルフィングとは?医療国家資格者が詳しく解説」をご覧下さい♫

一番下にリンクが貼ってあります♫

 

記事のまとめ

(ロルフィングの基礎知識-生理学)

 

ロルフィングはマッサージなどと異なり、ロルフィングは"学び"です。

ロルフィングは「姿姿勢と吸と歩行」にフォーカスして、「動きの質」と「微細な感覚」を高めていくものです。

 

ロルフィングなどの徒手療法(マッサージなど)は筋膜などに存在する固有受容器に対する刺激であり、実際に筋膜の癒着を剥がしたりは不可能と言われています。

固有受容器から脳への信号伝達の質が、動きや姿勢などの質に密接に関与しているので、ロルフィングでは、筋膜を介入口として観ており、脳から筋肉への信号伝達(運動神経系)や"感じ方"(感覚神経系)の質を高める事を一つの目的としています。

固有受容器を活性化させる為には、圧迫刺激、伸張刺激、振動刺激などが有効です。

ロルフィングはマッサージのようなアプローチで動きを一時的に開放すると共に、微細な感覚を再取得してもらうような方法を取ります。

●痛みと凝りの原因

・痛みは体からのSOSサインです。

・痛みの要因は筋肉の凝りです。

・筋肉の凝った状態=部分的な酸欠状態/血流量減少状態です。

・凝りには理由があります。

・凝りは脳が自動で行ってくれている「調整」の結果です。

運動しているのに凝りや痛みで悩んでいる方の理由は、

1,「脳の一時的な調整機構が、硬い状態が"普通"だと誤認してしまっているから」

2,「"筋肉の緊張"が脳からの命令(神経的)だけでなく、構造的にも筋肉などが変化してしまっているから」

3,「ある部位は動き、ある部位は動かない状態」になっていてるから。

などです。

 

簡単にまとめるとこんな感じの生理学があります♫

身体って、とても複雑なんです!(笑)

僕も300冊以上の理学療法の本と論文を読んできていますが、細かいところは研究でも、まだわかっていないみたいなのです。(汗)

因みに今回説明したものは、ロルフィングの生理学ではなく、医学的生理学です。

ロルフィングの概念はまた別記事でいつか書いていきますね♪

ロルフィングの概念はざっくりとしているので、医学的には理解に苦しむ内容なのですが、身体で実感すると、めちゃめちゃ納得する内容なのです(笑)

それがロルフィングの面白いところです♪


 

はい、ではここから、「ロルフィング10シリーズとは何か。」について解説していきたいと思います♫

まず姿勢改善‐ロルフィングが整体などと異なる点は、10回を目処に完了するという事です。

ロルフィングはパッケージになっており、1回1回、目的があり、それぞれ学ぶ内容があります。

なので、ロルフィング-10(テン)シリーズと言われます。

10回のセッションを通じて施術者がクライアントの全身に触れ、緊張を解放します。重力に対して身体が整っていくようになり、最終的にはクライアントが自然本来の身体の動き方を取り戻すことで、セッションは完了となります♫

「ロルフィング10シリーズ」は各セッションにテーマがあります。

表層・深層・統合のセッションに分かれています♪

これも面白い概念ですよね♪



●表層セッション(session1〜3)

session1 呼吸の解放と胸、背中に空気を入れる感覚の取得
肩甲帯(肩周り)、肋骨周りと骨盤帯をリリースし、上半身と下半身のバランスを取ります。その事が深い呼吸を生み出し、全身を包んでいる筋膜も呼吸をし始めます。


Session2 足部の解放と安定性の取得&踵への重心移動感覚の取得
足から下腿にかけてワークし、大地にしっかりと足をつけ、そこで得られた力を背骨へ繋げていきます。
 

Session3 前後バランスの修正と肋骨外側面へ空気を入れる感覚
足から頭までの、からだの外側を整えます。上肢帯、胸郭、骨盤のバランスが取れ、本来あるべき位置に戻ることで、前後のバランスが取れ、全体的なボリュームを生み出します。

ロルフィング10シリーズ深層

●深層セッション(Session4-7)

Session4 脚の内側ライン解放と骨盤底、腰部に空気を入れる感覚の取得
骨盤底はからだの中心にある空間(コア)の中で床に当たります。その骨盤底と内転筋をリリースする事で、からだの外側(Session3)と内側のバランスが取れ、軸感覚が生まれ始めます。
Session5 大腰筋の収縮感覚と歩行時の「左右交互回旋」と「足部から頭への運動連鎖」の感覚取得
脚は大腰筋と呼ばれる筋肉からはじまっています。その大腰筋は横隔膜とつながっており、それがリリースされると、脚が横隔膜から生えてくるような感覚になります。よりコアから四肢への力が伝わりやすくなります。
Session6 身体の後面ライン解放と骨盤、腰、背中に空気を入れ、自然と姿勢が整う感覚の取得
からだの後面を整えていきます。仙骨が骨盤の一部ではなく、背骨の一部として動き出し、呼吸が背骨を通して全体に広がります。
Session7 頸部、頭部の解放と「呼吸を骨盤→腰→背中→頸→頭に通す感覚」の取得
前回までのセッションで、首から下までのバランスが整い、今セッションで首から上部を開放する事で、からだの中心ラインが感じられるようになります。

ロルフィング10シリーズ統合

●統合セッション(Session8-10)

Session8 セッション1~7の効果測定と上半身か下半身に対する修正アプローチ
セッション1~7でどれくらい効果が出ているかを、体験セッションで行った評価を元に再評価します。Session8でどちらを実施すればSession9が効率的に進むかを考え、クライアントの方の状態に合わせて、どちらからはじめるかをご提案させて頂きます

session9 セッション8で行わなかった側(上半身か下半身)の修正アプローチ
Session8で行わなかった側(上半身か下半身)にアプローチし、全身を統合していきます

Session10 全身の統合と身体をゆだねる感覚の取得
セッション10は特殊です。身体に優しく触れているだけのテクニックを用いて、今までと違った神経伝達で筋緊張を緩めていきます。このセッション10で身体をゆだねる事を最後に学びます。そして、セッション10終了後、重力に逆らう事のない自然な姿勢、構造的に安定した姿勢、痛みのない美しい姿勢が手に入ります。

 

こんな感じになりますね♪

ロルフィングセッションの間隔は1~2週間空け、その間に感覚の練習や必要ならば筋肉の緊張改善を行っていただきます♫

筋トレの数倍楽ですので、おそらく誰でも出来る内容です♪

 

10回終わる頃には、最初と比べて、身体と心が大きく変わっているはずです♪

 

気になる方はロルフィングの体験セッションも行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ♪

 

では、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!!♫

いつか、お会いできる事を楽しみにしております😄

 

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