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「自律神経のアンバランス」とヨガ-ロルフィング

2022/01/05
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不調の原因は自律神経の乱れ
こんにちは♪
は浦和姿勢改善Lab-ヨガ&ロルフィングのTatsuです😄
今日は【自律神経の乱れ】について医療従事者目線で解説していきたいと思います📈

皆さんよく【「自律神経の乱れ」によって不調が起こる】と聞いたことあるのではないでしょうか

まずは、その【自律神経の解剖学的分類】についてまずは解説していきたいと思います

神経系全体像としては【中枢神経】と【末梢神経】に分類されます

中枢神経は【脳と脊髄】のことを指し、運動や感情思考記憶生命維持などを司っています

末梢神経は【体性神経】と【自律神経】に分かれます

体性神経は【運動神経】と【感覚神経】に分類され、簡単な反射や体の位置情報を脳(中枢神経)に伝える作用(感覚神経-上行性神経伝達)、脳(中枢神経)からの命令を筋肉などに伝えるという働き(運動神経-下行性神経伝達)などがあります 。

自律神経は【交感神経】と【副交感神経】に分類されます。

さらに細かくいくと副交感神経は【腹側迷走神経】と【背側迷走神経】に分類されます

腹側迷走神経と背側迷走神経の内容についてはまたいつかブログで紹介していきます🙇

神経系全体像がわかったところで交感神経と副交感神経の役割について見ていきましょう♪

交感神経と副交感神経の役割は主に反対となっております。
ざっくり分けると交感神経は緊張や興奮を司り、副交感神経はリラックスを司ります

具体的に説明すると、交感神経は心拍数を早くし、血圧を上昇させ、瞳孔を拡大させ、発汗が増え、筋肉は緊張し、そして腸の動きが鈍くなります。

副交感神経は、心拍数が遅くなり、血圧が低下し、瞳孔が縮小し、発汗が減り、筋肉が弛緩し、そして腸の動きが活発になります

交感神経は私達が日中に活動をする時に活性化され、逆に副交感神経は私達が休息する時や夜に活性化されます。

この切り替わる能力(スイッチング)が大切なのですが、現代社会では、交感神経が常に優位になり脳内で「戦うモード」になってしまい、うまく「リラックスモード」へと変換できない状態になっている方が非常に多いです
😭
お仕事でとても頑張っている証拠ですね🥲

そしてその交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまったものを【自律神経失調症】と言います

肉体的症状としては、吐き気や頭痛、微熱や立ちくらみ倦怠感冷や汗耳鳴り生理不順、などが生じます

その他にもめまいや不眠症味覚障害過呼吸震え動悸激しい血圧変動なども生じてしまいます。

それらに伴う【精神的症状】は人間不信や情緒不安定被害妄想うつ状態など、社会生活を脅かすような症状がたくさん出てきてしまいます。

基本的にはこれらの症状は「交感神経の過度な活動」と「副交感神経の過度の抑制」によって起こります。

上記のよつな自律神経系アンバランスの一つの要因として言われているのが、【セロトニン】の減少もしくは伝達障害です。

セロトニンは、交感神経と副交感神経(ドーパミン-乗るアドレナリン)の調節を行い心のバランスを整える作用を持つ神経伝達物質です。
セロトニンを増やすことで精神的な安定が得られると言われ、「幸福物質」や「幸せホルモン」とも呼ばれます


セロトニンの具体的な作用としては、脳(大脳皮質)に働き、以下のような状態を生み出します。
・起きている時にスッキリした感覚にさせる
・入眠ホルモン-メラトニンの前駆物質として、夜の眠りを助ける
・痛みの感覚を抑制させる
・姿勢保持筋(抗重力筋)に働きかけ良姿勢を助ける
など様々な良い働きがあります。

セロトニンの減少によってこれらの働きがうまくいかなくなり、心の落ち着きが乱されたり、寝起きが悪くなったり、些細なことで痛みを感じやすくなります。
簡単に言うと、幸福度が落ちます😢

【姿勢保持筋-抗重力筋】は重力に対して姿勢を保つために働く筋肉の事を指します。
まぶたや首、背中などの筋肉のことであり、セロトニンが不足すると背中が丸まったり、どんよりとした表情になってしまいます。

姿勢と表情が情動系(感情)に影響を及ぼすという研究は多数存在しますので、猫背姿勢やつまらなそうな表情をしていると、気分が自然と沈んでいってしまいます。
簡単に言うと、幸福度が下がります😭😭😭
悪循環ですね😢

自律神経失調症の治療法として心身の緊張状態を緩和させるようなリラックスがメインとなります
具体的な方法として、薬物療法(抗不安薬や抗うつなどの薬抗精神薬といわれるものから睡眠導入剤や睡眠薬が処方されることもあります)
そしてカウンセリングなどの心理療法それらに併用し体質や性格生活スタイル生活環境と言ったことについても注目し必要ならば改善していきます。

自分たちで出来る事としては、、、
○軽い運動
○日光浴
○散歩
○深呼吸
○瞑想
などをすると良いと言われています✨

これらはセロトニンを分泌する行動です
セロトニンはリズミカルな運動や日光浴瞑想などで分泌される幸福ホルモンです。

逆に、「うつ病」はセロトニン中の神経伝達物質の減少もしくは神経伝達物質の受け皿まで神経伝達物質が届かないこと(再取込)が原因とされています。

過度で長期間のストレスは、セロトニン分泌を抑制し、交感神経と副交感神経のアンバランス(基本的には交感神経優位と副交感神経抑制)を起こし、原因不明の症状が様々と現れる「自律神経失調症」や「うつ病」などの【精神障害】を引き起こす可能性が非常に高いということです。

これはすでにわかっている生理学です
そういった状況に置かれれば誰しもそうなる可能性があるということです。

つまり環境や自分の行動に気をつけ日常的に、心身の状態を把握することが非常に大切ではないでしょうか。

そういった心身の状態を把握することが非常に大切と数千年前から提唱しているものがヨガです。

ヨガの運動や呼吸法瞑想などを通して体の緊張状態を改善し呼吸を解放しリズミカルな深いゆったりとした呼吸を感じることによってセロトニンが分泌されます。
さらにその状態での【瞑想】は、脳のさまざまな部分を活性化させ、集中力や免疫力、記憶力、寛容性を向上させ、イライラや不安などの不快な感情を自然と抑制させます。

ヨガはとてもシステマチックなアプローチです。

しかし自分で改善するには限界があるのも事実です。
門のお身体の緊張やコリによってうまく体が伸びない場合は筋-筋膜のリリースが必要になっていきます。

自分ではどうしようもできなくなってしまった時にとても助けになるのがロルフィングです。

私も自分の体に強い不調があった時は、ストレッチをしても効果が見られませんでした。
単純に痛いだけでした💦

呼吸も詰まる感覚があり、深くできず、瞑想なんてもってのほかでした。

しかしロルフィングを受けた後、それらの不快な感覚が改善され、ストレッチをして体が伸びる感覚が復活し、柔軟性が向上しました。

すると、深い呼吸ができるようになるので気分が落ち着き、瞑想もできるようになり、日常的にイライラしたり不快な感情が出ることが圧倒的に少なくなりました✨

そのようにしっかりと手順を踏んで体を整えてから心を整えることによって「体の悪い状態」を改善していくことが可能です♪

心の状態や体の状態で悩んでいる方は、まずは簡単に良くなる方法お試してみるといいと思います🙇
つまり薬物療法です。

薬の力を借りても上手く改善しない場合は、根本的に改善していく必要があると私は考えています。

もしそういった悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談してください♪

ヨガやロルフィングがこの記事を読んでくださっている方々の不快感の解消をサポートできることを願っております😌✨

最後までお読みいただき本当にありがとうございました🙇

浦和姿勢改善Lab-ヨガ&ロルフィング
Tatsu