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豊かな人生のロードマップ

2022/03/05
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「豊かさ」とは?-豊かさの定義
私達は、短期的にも長期的にも豊かになることを望んでいます。
言い方を変えると、「幸せになりたい」「気分良くなりたい」「気持ちよくなりたい」「元気になりたい」「満たされたい」などですね。

「感情的に満たされていて、余裕があり、良い気分の状態」と言うのが「豊かさ」と言えるでしょう。

この「豊かさ」を手に入れる為に、私達は、短絡的思考により、「富-お金」を求めがちです。

確かに、過度の貧困状態では、心理的に余裕が失われるので、「豊かさと富との関係性」は相関がありそうですね。

次に時間です。
過度な労働は、自由な時間を減らし、心理的余裕を減少させてしまいます。
自由な時間が多くあったほうが確かに余裕が生まれてくるので、「豊かさと時間」は相関がありそうですね。

今流行っている、もしくは流行っていた?
「FIRE-経済的早期自立退職」は、若年層で資金形成を行い、自由な時間を手に入れる事を目的としています。

FIREも、目指すのは「富と時間」です。

では、FIREした人は皆豊かなのでしょうか?


実はそうではないようなのです。
FIREした人の中には、資金的余裕があったとしても、社会との関わりが減って無気力になってしまったり「鬱病」になる人も出てきています。

ここから分かることは、「富と時間」は、豊かさを形成する要因にはなるが、それだけでは「豊かさ」を得ることが出来ない。ということです。

私の、個人的見解では、『「富と時間」に関しては、あればより良いもの』程度にしかみておらず、より大切なのは【自己統制力-自己統制感】と【受容力-寛容性】です。

「自己統制力-自己統制感」とは、『自分の心を「ある程度」扱うことが出来る能力』です。
他のブログでも記載しているのですが、心の動き-感情-情動系は、脳の反射活動です。
はじめから全てをコントロールするのが不可能なものなのです。
この「心」は、自分の一部ではあるのですが、思い通りにならないもの。なのです。
そうなると、「自分とは何なのか」という考えが浮かぶと思うのですが、定義づけは難しいと思います。
自分とは、車のようなものです。
分解していくと、原型を留めず、自分とは言えなくなってしまいます。
記憶をなくしたら自分でなくなるのか?
片手を切り落とされて、その切り落とされた片腕を自分と呼べるのか。
体を少しづつ切り落とされて、命だけ繋がっていたとしたら、どの部分が自分なのか。
心臓と脳が動いていれば自分と呼べるのか。

分解していくと、自分と呼べるものが存在しなくなるのです。
これは、ヨガ哲学(ヴェーダンタ哲学)のNeti-Neti(ネティネティ)という概念です。

「自己統制力-自己統制感」も、ある種の自己暗示で、「自分を思ったようにコントロール出来ている」という錯覚です。
本来はコントロール出来ないものなのですから。

それが【受容力-寛容性】です。
無理なものは無理。という思考です。
他の言葉で表すと、「いい意味での諦め」「受け入れ」「明け渡し」「完全な報復」「仕方ない」「なるようになる」などでしょうか。

死なない体を手にするためにもがいても無理なことを皆知っているように、コントロール出来ないものをコントロールしようとしても無駄です。
そこは、受け入れるしかないのです。

しかし、幸いなことに、「心」は、瞑想や呼吸、体の緊張をコントロールすることで、ある程度扱うことが上手になってゆきます。

「自己統制力-自己統制感」が高まると、幸福度が高くなることが研究でわかっています。

例えば、年収が上がると幸福度が増えますが、それは、自分が望んだように年収が上がり、人生が良い方向へ向かっていると感じれることによる幸福感の増大だと思っています。
自分の人生を自分の力で良い方向へ導いているという感覚が金銭的数字で表されるため、幸福度が向上します。

しかし、収入がさらに高くなっても、プレッシャーや自由な時間が減少する場合、幸福度は低下します。

金銭的数字は大きくできていても、自由な時間を自分の思ったようにコントロール出来ていないと感じるため、幸福度の低下が起こります。

「時間」に関してコントロール出来ていない事が問題ですね。
実際、高年収でも仕事が辛くて辞めたい方は多くいらっしゃいます。
もし仕事辞めると、今の収入を手放さなければならず、転職で収入が落ちる可能性もあるため、現状の不満と不安とに板挟みになり、心が崩壊してしまうケースも耳にしています。

収入と時間のバランスを取れていたとしても、健康問題によっても、自己統制力は下がります。つまり、幸福度は低下します。

「痛み」が良い例です。
「慢性的な痛み」を抱えた患者は本人の意識とは関係なく感情的になりやすい傾向にある。という研究論文が多数存在します。
交感神経が優位になる為ですね。

よって、当たり前ですが、「健康状態」も「豊かさ」に関係ありそうですね。

「身体障害-身体的機能的欠損」に関して、半身麻痺になってしまった方の幸福度は一時的に急落し、絶望を体感しますが、その後平均5年で幸福度は、回復するという論文があります。

豊かさと健康状態に関しては、特に「慢性的な不調」の方が「身体障害」よりも害がありそうですね。

先にも記載した通り「体を健康に保てているという実感」-「自己統制力-自己統制感」が高いと幸福度は向上します。
体を健康に保てている時は、心が元気な時が多いです。
活力が高い状態です。
この【活力】も「豊かさ」に深く関連します。
先程のFIRE の例でも取り上げたように、社会との関わりが減り、活力の低下(鬱状態)が豊かさを奪っています。

豊かさを形成する要因は様々ですが、
家族関係や社会関係を除いた個人で考えた時は、「痛みなく、心と体が元気で、ある程度の金銭的余裕と時間的余裕が豊かさのベースを作り、【自己統制感】と【寛容性】、【活力】が豊かさをつくる」と言えるのではないでしょうか。

海外の場合は、ここに「安心できる住居/温かい衣服/公害のない環境/戦争のない環境」が加わると思います。
日本にはそのインフラが既に整っています。


「ある程度の金銭的余裕」に関して、【自己統制力-自己統制感 】【受容力-寛容性】【活力】の3つが高くなれば高くなる程、その金額は少なくても不安にならなくなってゆきます。
【受容力-寛容性】と【活力】があれば、更に働けば大丈夫。と思えます。
楽観的に物事を見れるようになります。
楽観性も脳の反射です。
良い反射を引き出すための【自己統制力-自己統制感 】です。


ここまで読んでくださっている方は、何となくこの人間像から読み取れるものは、「自己規律がしっかりしていて、自分の限度も知っていて、物事に寛容で余裕があり、活発な人」を連想されると思います。
そういう人って、普通にビジネス的にも成功しそうですよね。
失敗してもめげずに挑戦しそうな人間像を思い描けると思います。

まさに、「豊かな人」だと思います。

そういう人は、お金があってもなくても「心が豊か」です。

「楽しそうな人生」かなと思います。
「豊かな人」は、「持て余すほどの時間的金銭的余裕を持っている人」ではなく、
「自己規律がしっかりしていて、自分の限度も知っていて、物事に寛容で余裕があり、活発な人」だと私は考えています。

そのため、富(お金)と時間は「あればより良い程度」なのです。

【自己統制力-自己統制感 】
【受容力-寛容性】
【活力】
この3つが高まれば、自然と必要な富の上限も下がり、生きていく分に不自由なくなると思います。

【活力】が高ければ、普通はFIRE-リタイアしたいなんて思いません。
仕事が楽しいのですから。
FIREしたいなと思っているときは疲れているときです。
悪い脳の反射活動の結果です。
FIREは正常な逃避反応だと思っています。

またいつか、「若者の早期退職希望の理由」書いていきたいなと思います。

最後に、
【自己統制力-自己統制感 】
【受容力-寛容性】
【活力】
これらを高めるおすすめの方法は、「筋緊張のコントロール方法を学ぶ事」です。

筋緊張の結果が、慢性的な痛みを生み、筋緊張が交感神経を優位にします。

筋緊張は姿勢へと直結するので、姿勢を改善していく事が、視覚的にわかりやすいと思います。

ただ、姿勢パターンや筋緊張パターンは、人によって、全然違うので、「〇〇をやると良くなる」というのが言えないのが、専門家としての見解です。
評価無しでのアドバイスは身勝手になってしまうのです。。。

【自己統制力-自己統制感 】
【受容力-寛容性】
【活力】
の3つを高めたい方は、ロルフィング体験セッション(90分-¥6600)にて、評価させていただきますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ♫

「人生の豊かさ」を手に入れる簡単な方法が「自分を整える事」です。
最後に、このブログの主題である、
「豊かな人生のロードマップ」を記載して終わりにしたいと思います。

自分を整える知識との技術習得
(ロルフィング)

姿勢改善&筋緊張改善

副交感神経優位

正常な判断&集中力向上-DMN抑制
頭の中のお喋り(不安&後悔)低下
受容力/寛容性向上

自分を自分でコントロール出来ている感覚
自己統制力-自己統制感 向上

幸福度-活力向上
(自分が幸せで在る状態⇛周りの幸せ)

労働意欲/人助け意欲/生産性創造性向上
(富-時間の取得)

豊かな人

最後まで読んでくださった方いらっしゃいましたら本当にありがとうございます(泣)

あなた自身の「心の平静さ」と「体の復元力」の向上を願っております✨

Tatsu