「何の為に生きているのかわからない」そんな方へ
「何の為に生きているのか」、「生きている理由は何なのか」そんな思考が出てきてい方へ
この記事では、前向きな「生きる理由の哲学」というより、何となく不幸感を感じつつ、「生きている理由がわからない」といった事について解説した内容です。
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人は色々なタイミングで、「将来の目的がわからない 」「生きる理由を見失った」などと感じることがあると思います。
私自身、過労などでヘロヘロになってしまうと、ふと「何の為に生きているのか」、「生きている理由は何なのか」という思考が浮かぶ時があります。
それを考えたいわけでないのに、勝手に浮かんでくる感覚です。
まるで、自分が二人いるような感じで、いつもの人格とは全く別の人格が、頭の中でぶつぶつ呟いているような感覚です。
皆、その感覚を持っていると思います。
大人の自分と子供の自分
ポジティブとネガティブ
天使と悪魔
大我と小我、、、
そんな呼ばれ方がある通り、スピリチュアル的に、自分の中には2つの大別される思考回路があると思っています。
(後ほど科学的な意味で解説します)
心身のコンディションが良いときは、勝手にポジティブな思考になり、心身のコンディションが悪い時は、勝手にネガティブな思考になります。
人生に対する軸を持った人間も、その時の状態によって、勝手に悪い思考が出てきてしまいます。
私の個人的見解になりますが、
「生きる事自体に意味はない」と思っています。
しかし、その「生きる事」に対して「意味づけ」をしていくことが「人生の目的/生きる理由」だと考えています。
そして、その「意味づけした人生」を生き 、死ぬときに「良かった」と思えることが「人生の成功」としています。
私が26歳の時、世界一周バックパッカーの旅をしていた頃、その定義付けをしました。
その軸があれば、ブレることなく人生を謳歌出来るだろうと。
さらに、私は毎晩瞑想を行っております。
24歳から行っているので、そろそろ6年になります。
マインドフルネスの脳科学的には、ストレスが上がり、自己統制力は高まっている可能性が大きいのですが、、、
それでも過労などによって悪い思考が出てきます。
つまり、どこまで「良い状態」を追求しても、「良い状態が永続することは無い」というのが現在の見解です。
普段からブログに書いている通り、思考は反射です。
睡眠不足や過労によって、簡単に悪い思考が出てきてしまいます。
「悪い考えを持っているあなた」が悪いわけではなく、「悪い反射(思考)が出てくるような状態」になっている事が悪いのです。
「今のあなた」ではなく、「過去のあなた」です。
そして、「今のあなた」が「未来のあなた」の思考を変えることが出来ます。
「今すぐ」に思考を変えようと考えるのではなく、「近い未来」に思考が変われば良いのです。
ずっと、ネガティブな思考が反射として出続けるのは非常に辛いです。
それこそ、鬱病や自殺への道です。
それらは今よりも辛い道を歩むことになります。
自殺実行者の2/3が失敗するらしいです。
失敗すると最悪の場合、いわゆる植物人間になり、本人の意思とは関係なく延命させられ、動けないため、排尿排便の掃除をやってもらうことになります。
私自身、ボリビアで死にかけてICUにいたとき、排尿排便の掃除をしてもらった経験があるのですが、本当に辛いですよ。
恥ずかしいというか、申し訳ないというか、そういった事が自分で出来ない心苦しさは本当に辛いです。
自殺失敗で植物人間になると、家族の財産も溶けます。
体の状態悪化は、心の状態悪化に繋がり、鬱病などの精神疾患に繋がり、最悪の場合自殺願望が生まれます。
願望だけならまだ良いですが、実際に行動してしまい、それが失敗すると、もうホントに死にたくても、死ねない状態になります。
何のために生きているのだろうか。と
ぼんやりした思考の内に、その対処法と自分を客観的に観る訓練をおすすめします。
私も、「鬱病の経験」と、「強すぎる痛みで自殺したいが激痛で体が動かず出来なかった経験」の2つの大きな絶望を経験出来たので、ネガティブ思考の入口でもある「何の為に生きているのか」、「生きている理由は何なのか」の気持ちがよくわかります。
コンディションが悪い時に、良い状態に持っていくのはかなりハードです。
悪い状態から良い状態に持っていく具体的な方法が「ヨガ哲学とヨガの実践」もしくは「ロルフィングのコア-呼吸-姿勢」ですが、それよりもっと簡単な方法があります。
それは「寝ること」です。
上記でも記載した通り、思考は反射です。
疲れていて脳機能が落ちると、DMN(デフォルトモードネットワーク)の活動が高まります。
前帯状皮質の活動が高まると「自分中心の思考」が多くなり「私の将来」「私の人生」「私の夢」「私の家族」「私の友達」「私の財産」「私の地位」「私の体」など、、、
私の、私の、という思考が強くなります。
今回の内容も、もれなく
何のために「私が」生きているのかわからない。ですね。
おそらく「他人」が生きている理由ではなく、「あなた」が生きている理由を探していることだと思います。
それは、前帯状回皮質の活動が高まってしまっている故の反射的思考活動です。
つまり、あなたがあなたの意思で考えようとしているわけではない。
ということです。
なので、少し上の文書でも、「悪い考えを持っているあなた」が悪いわけではなく、「悪い反射(思考)が出てくるような状態」になっている事が悪い。
と記載させていただきました。
思考は脳の反射活動です。
ネガティブ思考が出ているときはそのように考えて下さい。
何度も書きますが、「今のあなたのせい」ではないです。
「過去のあなた」がそのような心身の状態にしたのは確かですが、過去は過去です。
変えられませんし、興味ないですよね。
私達が興味を持っているのは今と未来です。
そのため、「あなたが生きている目的をはっきりさせて、将来の今を明るくしたい」のだと思います。
どうやったら、将来が明るくなるか。
答えは簡単ですね。
脳の状態が回復することです。
そのためには、「寝る」「瞑想」「マッサージを受ける」「森林浴」などがオススメです。
上記4つはエビデンスが確立されているからです。
科学的根拠と効果が立証されています。
私全然疲れてなんかない!
と思っている方も多いと思います。
実は、そちらのほうが重症度が高いです。
ここで言う疲労は、「摂取カロリーが低いことによって細胞へのエネルギー不足で起こる疲労」ではなく、神経活動が過剰になった「中枢性疲労」を指します。
中枢性疲労の、中枢とは、神経活動の中枢である脳と脊髄を表します。
その部分の過剰活動は、ずっと横になってても起こります。
逆に、ずっと横になっていると、筋筋膜の緊張が起こり、交感神経優位になり、中枢の神経活動も高くなってしまいます。
(目が覚めている覚醒状態で布団に横になっている状態⇛筋膜固有受容器への刺激の減少⇛筋緊張増加⇛交感神経活動増加⇛コルチゾールなどのストレスホルモン増加⇛筋緊張増加-の悪循環が起こる)
それによって、抜け出せない中枢性疲労が起こります。
よく、ストレスには運動が良い。と言われると思いますが、その通りでして、筋膜組織への情報入力は、交感神経活動を抑制し、副交感神経優位にさせます。
つまり、20分程度の適度な運動はリラックス効果がある。ということです。
リラックスとは、中枢神経(脳も脊髄)の過活動抑制を意味します。
マッサージにリラクゼーション効果があるのもその為です。
過剰な情報かもしれませんが、筋膜組織に存在するルフィニ小体という受容器は、圧刺激に反応し、交感神経活動を抑制します。
そういった生理学もあります。
上記をまとめると、
「何の為に生きているのか」
「生きている理由は何なのか」
それがネガティブな思考パターンの場合は、DMNの前帯状皮質の過活動-中枢神経疲労を意味します。
中枢神経疲労を改善させるためには、睡眠、瞑想、マッサージを受ける、森林浴などを行ってみると良いでしょう。
横になっていることが多い場合は、筋筋膜の緊張亢進を招くため、体が痛む場合などは睡眠よりも運動などのほうが良いでかもしれません。
反射パターンを改善するために、今の自分を変えて、将来の自分を良い状態へと導いて下さい。
どんなときも、今のあなたは過去のあなたの結果であり、未来のあなたは今のあなたの結果です。
単純に哲学を楽しんでいる以外では、
「何の為に生きているのか」
「生きている理由は何なのか」
そんな事が頭に浮かんでこない状態が「豊か」な状態だと思います。
「豊かさ」を大きくしていくために、客観的に思考とあなた自身を少し切り分けて見てみるのも一つの手かもしれませんね。
姿勢も思考パターンや脳に影響を与えるためとても重要です。
姿勢を整えるというより、自然と姿勢が良い状態になっていることが大切です。
そのためには筋膜の状態を整える必要があります。
筋膜組織の配列改善などを通して、凝り/痛み/姿勢を良くして、最終的に良い思考パターンを生み出すお手伝いが出来ればと思っております。
ご興味をお持ちいただける方は、ロルフィング体験セッションを一度受けてみてください。
リリース後の姿勢と思考の変化をご体感して頂けると思います♫
では、最後までお読みくださり本当にありがとうございました✨
この記事を読んでくださった方の心と体の健康の向上を願っております
浦和姿勢改善Labエクリエンス
ヨガ&ロルフィング
Tatsu