BLOG

ヨガ哲学的人生に対する姿勢-「なりたい自分の良し悪し」と「今に生きる」について

2022/07/23
ロゴ

こんにちは♫

埼玉さいたま市の浦和-北浦和に位置する、浦和姿勢改善Labエクリエン-ヨガ&ロルフィングのTatsuです♫

今回はヨガ哲学的考えを元とした"人生に対する姿勢"のお話です♪


今回のキーワード
・真理:一切皆苦
・理由なき欲望/直感

皆さんは、こんな言葉きいたことありませんか?
今の自分を受け入れよう。
今の自分を好きになろう。

「これが出来ないから辛いんだよ…」
と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事をお読み頂く事で、その改善方法やどんな方向性でより良くしていったら良いかが見えてくるかもしれません♪

それではいってみましょう!

ヨガ哲学的考えとして、「今を受け入れ、今に生きる事が最高の状態。」と言うものがあります。
「理想の自分を追い求めている状態は執着が強い状態。執着は苦しみに帰着する。」と言います。

「理想の自分と、現実の自分とを比較して勝手に苦しんでいるんですよ。それに気づきなさい。」とヨガは言います。

確かに言ってる事は、なんとなくわかる気がします。

けど、やっぱり理想の自分の方が良いですよね。

しかし、理想の自分を目指すにも、良い方向性と、良くない方向性があります。

良くない方向性は、「〇〇のメリットがあるからああなりたい」です。
例)モテるために整形したい

良い方向性は、なんかよくわからないけどああなりたい。です。
例)理由ないけど、落ち着いた人になりたい


理由が明白に述べられてしまう場合は、さらなる目標が生まれ、負の連鎖が永遠に続くので、結果苦しみます。

例をあげるならば、上記にあげたような想いで行う"整形手術"ではないでしょうか?

例えば、整形手術を"モテるため、人気者になる為"などで行った場合は、目的が顔を整える事と言うより、人に受け入れられたい、注目されたいと言う他者承認欲求/自己顕示欲を満たすため。となります。

他者承認欲求/自己顕示欲が満たされるまで、永遠に整形にお金と労力をつぎ込みます。
満たされないからまた手術。と繰り返してしまい、いつまでたっても、心や思考パターンが変わらない限り、「満たされない感覚」が続いてしまいます。

強すぎる承認欲求/自己顕示欲は、自分の心を破滅への方向へと変えていきます。

自己肯定感を満たしていく事が大切なので、整形を行っても根本的な解決策にはなりづらいのです。

つまり、理由がある欲求は巡り巡って苦しみに行き着きく可能性が高いです。

〇〇になれば幸せになれる。という幻想を抱いている状態ですね。
本人は幻想の中に生きている事に気付けません。

そこで、最初に述べた、「理由はないけどこうなりたい」という欲求は、それが達成されれば自分は満足できます。
その状態を維持出来ていれば満足出来るのです。

もちろん、その達成した状態になれてしまって満足度が落ちる事はあるかもしれませんが、それでも達成できたと言う満足感は人生に彩りを与えてくれるでしょう。

そのような直感的な、「理由の無い欲求」は満たすべきだと僕は考えています。

実際、ヨガ哲学の中にも、「瞑想が深まると、直感力が高くなる」とあります。

「悟ったあとは、理論的な自己主義的な思考が少なくなり、直感に従った行動をとるようになる。」ともあります。

僕の「動作と言葉、心が落ち着いている人間になりたい」という欲求にも理由がありません。

なんとなくそうなりたいのです。笑

幸せそうだから。とか、楽そうだから。
などの理由もありません。

なぜなら、人はどんな状況であれ、どんな地位や財産、人間関係を持っていたとしても、大なり小なり悩みは尽きないと知っているからです。

人生はその瞬間瞬間に小さな悩みの連続なのです。

「悩みを完全に無くそう」などという思考が苦しみを生みます。
さっきの、〇〇になったら幸せになれる。という幻想ですね。
悩みがなくなったら幸せになれる。という幻想は言葉の通り、幻です。

「人生は思い通りにならない」というのがこの世の真理だからです。

それが分かりやすく説かれているのが、原始仏教の根本原理の一つ、「一切皆苦」ですね。

一切のものは苦しみである。
すべてのものは苦しみである。

実際、この苦しみといういい意味合いは、「すべてのものは思い通りにならない」ものである。と言う意味です。

その真理を変える事は出来ません。
未来を予想する事が誰にも出来ない事は誰でも知ってると思います。

いつ大地震が起きるか、ある程度の予測はできるかもしれないけれどもわからない。
いつ地球が消滅するかもわからない。
いつ隕石が降ってくるかもわからない。
いつ戦争が起きるかももわからない。
いつ大切な人が死ぬかもわからない。
いつ自分が死ぬかもわからない。

真理ですよね。

それと全く同じです。

何が起こるかわからない未来に対して、思い通りにしようとしている"我の強さ"があることで、そうならなかった時に苦しむと。

ゴータマシッダールタ(ブッダ)さんの教えです。本当にすごい方です。

少し話がそれましたが、どういった人間性を持とうとも、「未来を思い通りにする超能力」は身につきません。

ただし、その真理を理解し、「現在を受け止める力」を向上させる事は可能です。

受容力や寛容性ですね。

僕の目指す人間性はそう言った能力が高い心を持った人です。

しかし、その恩恵を受ける為に「動作と言葉、心が落ち着いている人間になりたい」わけではないのです。

本当に、ただなんとなく。です(笑)

皆さんもそんな考えをお持ちじゃないでしょうか?
こんな人になりたい。とか。
あの人みたいな生き方をしてみたい。とか。
直感的に"ビビッ"と感じるやつです。

その直感を大切にしてみてください。

理由を述べられるものは、換えがききますし、軸がブレます。

もっとこうしたらいい。とか
こういう方法の方がベストだ。とか
あの人がそうしてるから自分もそうしよう。などですね。

コロコロ考えが変わり、苦悩してしまいます。

直感を信じましょう。
直感に従って、したいようにしましょう。
なりたいようになりましょう。

「理由なき欲求」こそ、追い求めるべきかもしれません。

ただし、道徳律は守りましょうね。笑
モラルが欠けると周りに迷惑がかかります。

誰もが自分自身が一番大切です。
あなたはあなたが一番大切なように、他の方はその方自身が一番大切です。

誰しも根本的にはあなたと同じ考えを2つ持っています。
1.幸福でありたい。という事。
2.自分が一番大切。と言う事。
その2つです。

自分自身を護るために、周りを傷つける事は避けましょう。
ヨガ哲学と原始仏教の教えです。


今の時代はとても良い時代で、既に直感に従う事が可能な時代に突入しています。

あとは、その直感に従って行動するかどうかです。

あなたの人生はあなたが全て握っています。

将来は思うようにならないかもしれませんが、過去のあなたが今のあなたを形成したように、今のあなたが将来のあなたをつくっていくのも真理です。

結局は、一番最初の文章の
「今を受け入れ、今に生きる。」に戻ってきますね。(笑)
今どうするか。が大切なんですね。

同じ文章でも、今は違ったニュアンスに感じると思います。

言葉では、深さがなかなか伝わらないのです。
本来は実体験を元に、言葉の深さに気づいていくのが最高です。

僕も、5年後、10年後には、「今を受け入れ、今に生きる」の文書から、より深い意味を読み取れるようになってると良いなと思います(笑)


理由のある「なりたい自分」ではなく、直感的に「なりたい自分」を目指すのも一つの良い道ではないかと思います。

ともに、真理に生きて直感に従い、人生を謳歌しましょう♫


最後までお読みいただきありがとうございました♪
今後とも、浦和で一番おすすめのヨガスタジオになれるよう、そしてさいたま市で一番おすすめのロルフィングスタジオになれるよう精進して参ります♬

浦和姿勢改善Labエクリエンス‐ヨガ&ロルフィング
Tatsu